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上絵の具で絵を描くということは、トールペイントを経験した人たちには、簡単なことのように思えるかもしれませんが、アクリル絵の具で木などに描くそれとは全くもって大違いです。上絵の具を水溶性メデュウムで溶いたものは、練り歯磨きのようなものです。そのうえキャンバスは白磁ですからガラスのようなものですね。ガラスに練り歯磨きで絵を描いたと思ってください。

1、乾いても手などで軽くこすれば簡単に剥げてしまいます。
2、乾いたからといってその上に別の色で重ね描きができません。
3、かすれたときに、重ね塗りしても均一に塗れません。

以上のように、トールペイントとは絵の具の性質が違うので、上絵の具による独特の描き方が要求されます。

1については慎重に、手や袖などが触れないように描かねばなりません。
2についてはトールではドライヤーで乾かせばOKですが、上絵付けでは一旦焼成しなければなりません。
3については1筆でストロークを駆使するほかありません。

チャイナペインティングなどと同じように油性のメデュウムを使うと、1については免れますが、2,3については同様です。しかも、混色の出来ない絵の具もあるので注意が必要です。


ポーセラーツサロンでは基本的には水溶性メデュウムからスタートし、貼るより描くことに魅力を感じる人には油性を使ったり、水溶性ですが比較的油性に近い性質のイリスという絵の具を使って絵付けをしています。

水溶性メデュウムで溶いた絵の具を使って水彩画タッチの絵を描くときは、転写紙のページで紹介した白無地転写紙を使います。
まず、絵を描こうとする範囲に合わせて、やや大きめの白無地転写紙を他の転写紙とほぼ同じ要領で貼ります。決してティッシュでこすらないこと。表面がざらついた画用紙状ですが、濡れているうちはオブラートのようにデリケートなので、特に取り扱いに注意してください。
磁器の上に置いたら、幅広のスキージーで軽くゆっくりと丁寧に水分を追い出せば30分から1時間程度で乾きますから、この上に上絵の具で描くのです。

1について注意は必要ですが磁器に直接描く場合とは比較にならないほど安全です。
2、ある程度の重ね塗りも可能になります。(混色不可の絵の具には気をつけてください)
3、繰り返し筆を重ねられます。(あまりコテコテに厚塗りすると焼成後剥がれることがあります)

焼成すると、白無地転写紙は蒸散して無くなり、上絵の具の部分だけが白磁の表面に溶着してきれいに仕上がります。この方法での仕上がりは水彩画風のタッチになります。

但し、この転写紙を使って描くときは、部分的に切り取る以外に、消す方法はありません。
又、転写紙に比べ、上絵の具を使うときは部分的に絵の具の厚みなどが変わるため、焼成してみると思わぬ失敗(飛び、剥がれ)がおきることがあるものです。特に厚塗りには注意が必要です。そしてできれば釉薬の柔らかい白磁(ボーンチャイナ、ファインボーン、ニューボーン、マグナチャイナ、ファインポーセリン等)に描くことをおすすめします。なぜなら、焼き上がりがきれいだから。 
尚、2010年から新カリキュラムに採用された、ペイントサーフェイサーは、この白無地転写紙の代用品とも言うべきもので、磁器の表面にスプレーすることで同様の効果が得られる優れものです。
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白無地転写紙を貼り
水溶性メデュウムで溶いた上絵の具で描いたもの
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油性メデュウムで溶いた上絵の具で描いたもの
(3回焼成)
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← アウトライン転写紙を貼って焼成し
 油性メデュウムで溶いた上絵の具で描いたもの
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アウトライン転写紙は、筆で絵を描くことを容易にする便利な転写紙です。
細く、薄いグレーのラインで柄のふちどりだけが印刷されている白無地転写紙の様なもので、つぎの二通りの使い方があります。

1、白無地転写紙と同じように、アウトライン転写紙を貼って乾かしてから焼成する前に描く方法
2、アウトライン転写紙を貼り、一旦焼成した後に描く方法
  
どちらかと言えば、柄転写紙だけで仕上げた作品は、出来が良すぎて「手作り」を感じないものです。
教室を開いていて感じることは、トールなどを経験して絵をかける人はやはり描きたがるということです。
ところが、トールと同じようには描けないもどかしさ・・・・

この悩みを、うまく解決してくれるのがアウトライン転写紙と、後述のストロークレッスンシートです。
さらに油性メデュウムによって、全く絵が描けなかった人でさえ、短期間に素敵な作品が描ける様になります。
みなさんも是非、このテクニックをマスターしてみてください。

この転写紙を貼って、焼成後に描く方法だと、何度でも消して描き直すことができるので本格的チャイナペインティングの入門的存在になるかもしれませんね。
インストラクター資格取得コースの標準カリキュラムには入っていませんが、是非、マスターして頂きたいテクニックだと思います。
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見えますでしょうか?
アウトライン転写紙を貼ってから焼成した白磁です。
うっすらと
花の縁取りがおわかりいただけるでしょうか
←この画像にマウスの矢印で触れると
仕上がりの写真に変わります
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いきなりアウトラインに沿って描いてもいいのですが、トールなどの経験のない人は、やはり筆を持つ手は震えますから、びりついたり、はみ出したりするものです。
そこで活躍するのがレッスンボードとストロークレッスンシート。
レッスンボード(アクリルの透明板)の下にストロークレッスンシートを敷き、この上からなぞるようにしてストロークを練習します。描いては消し描いては消しを繰り返すうちに、絵の具の特性や筆の使い方に慣れてきますから、自信がついたら直接白磁に描いてみましょう。
白磁に描いてからでも、何度でも消して描き直しができますから怖がらないで!

油性メデュウムは、水溶性に比べ、粘りが強いので、ツルツルの白磁の表面にも、うまく描くことができます。
濃すぎて描きにくいときはラベンダーオイルを少量つけて薄めます。においが強いのがたまにきずかな?
油性メデュウムで溶いた絵の具は、水溶性ほどではありませんが、重ね塗りには適していません。
ワンストロークでの絵柄ではなく油絵タッチの絵を描きたいときは、全体的な配色を薄めに描いて焼成し、その上から濃いめに色づけして再焼成、輪郭やシルエットで仕上げて最終焼成という風に焼成と絵付けを繰り返します。
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ストロークレッスン中の西垣さん
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上の写真のようにストロークレッスンシートの上に透明のアクリル板を重ねて置き、実際に上絵の具を筆につけてストローク(筆づかい)の練習をし、自信がついたら白磁に描きます。
アウトラインが描かれているので簡単に描けるようになります。

又、アウトライン転写紙が焼成済みなら、何度でも描き直しができるから安心です!

花柄見本とアウトライン転写紙がペアになっているので、いろんな花が簡単にうまく描けるようになりますよ。
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